体験レポート※コメント内容は個人の感想です。
小笠原裕樹(ひろき)様
長野県伊那市 農事組合法人ミナミアグリ代表理事
FG剤は、どのようなきっかけで使うようになりましたか?
協友アグリの担当者から「新しい散布方法の除草剤がある」と紹介されて試してみようと思いました。「畦畔から投げるだけ」ということで「それで本当に大きな田んぼでも大丈夫かな?」と不安はありましたが、実際の圃場で(成分が含まれていない)空玉で散布してみて、散布後すぐに拡がる様子を確認しました。
畦畔から撒いた時に、はじめに水面に波が立っていたのが、じわりじわりじわりと波が立たなくなって、その状態がキレイに反対側まで拡がっていくのを見て「これなら大丈夫だ」と確信して導入しようと思いました。
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畦畔から投げるだけであっという間に散布完了!
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水面の波がおさまり、それが拡がっていく。
ラクだから、特別なスキルがなくても、
誰でも撒ける。
FG剤を使ってよかったと思うことは?
とにかくラクなことですね。圃場の片面を歩きながら撒けば終わってしまいます。
特別なスキルがなくても撒けますし、重たいものでもないのでお年寄りでも誰でもできるのが魅力的だと思っています。
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見るからに軽快な小笠原さんの散布スタイル。
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ふだんはチームで稲作に取り組んでいる。
天候に左右されずに撒けるから、
その日の予定をしっかりこなせる。
使い勝手という点はどうですか?
以前は、風がないおだやかな時を狙って散布することが多かったのですが、FG剤は、ほぼ天候に左右されません。あえて風がある時にやったほうが撒きやすいというところもあります。
やはり農業は天候によって仕事が大きく変わってくるものですが、それに影響されず、当日に予定していたタスクをきちんとこなせるというのはありがたいですね。
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現在は主にアッパレZとアットウZのFG剤を使用。
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大きな圃場が多いので省力散布は課題だった。
田植え同時やその後の散布も必要なく、
FG剤だけで幅広く効かせられている。
FG剤を使うようになって、除草はどのように変わりましたか?
以前は田植えの時に1キロ粒剤を散布して、また時期を見て必要であればジャンボ剤を散布したり、というやり方だったのですが、今はもう田植え同時を止めて、「草が出てきたな」というタイミングでFG剤を散布するようにしています。
田植え同時散布では撒いた後に田んぼの表面が表層剥離してしまったり、田植え直後は水持ちが悪く効かないという現象がありました。ところがFG剤なら、水持ちが安定した後にしっかり水をためて散布すれば、若干表層剥離がはじまって草が出てきても、そこにある草にも、これから出てくるであろう草にも、幅広く効かせることができるのでとても満足しています。
また個人的には、空袋が減ってゴミの量がずいぶん減った点も気に入っています。このようにエコだというところもこれからの時代に合った除草剤ではないかと思います。
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散布前(左)に生えていたノビエ(割り箸の左)が散布後(右)にしっかり枯れた。この写真は、散布した畦畔の対岸で撮影された。圃場全体に成分が拡散していることがわかる。
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散布1ヶ月後。雑草がまったく見当たらない。
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初夏には圃場周辺の水路にホタルの姿が見られるようになった。「環境に配慮した稲作を心がけている成果ではないか」と小笠原さんは語る。
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空袋が減ってエコなところも気に入っている。
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収穫期。ゆたかな実りを前に自然と笑顔になる小笠原さん。
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FG 剤で助かることは多いと語る小笠原さん。