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アオミドロ・藻類
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表層はく離
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ノビエ
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オモダカ
田んぼに藻が出て困っていませんか?
近年、藻や表層はく離のお問い合わせが増えてきています
藻が絡まって苗が水面になぎ倒されている、どうしよう・・・。
田植後、除草剤を散布しようとしたら、水面に緑色のドロドロした藻が浮いていて散布ができない・・・。
田植えの時期、このようなお悩みを抱える方は少なくはありません。
特に近年、田植えの時期に暑い日が続き、藻類や表層はく離の発生しやすい条件となります。
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藻類に効果の高い2成分を配合
ピラクロニル × ジメタメトリン
2つの有効成分でアオミドロや藻類による表層はく離の発生を抑えます
先陣は、有効成分の1つであるジメタメトリンが藻類と表層はく離に高い効果を発揮。さらにもう1つの成分、ピラクロニルが藻類の他にも幅広い雑草に高い効果を示します。
藻類が発生する前~発生始期までに先陣を散布することで、その後の一発剤などの処理もスムーズになります。
雑草防除は最初が肝心。先陣で美しい水田作りのスタートを切りましょう!
藻類・表層はく離とその被害
藻類・表層はく離とは
水田に発生する藻類には多くの種類が存在し、アオミドロ、アミミドロに代表される緑藻類、シャジクモに代表される車軸藻類、表層はく離の原因の藍藻類、珪藻類などがあります。
アオミドロは、田んぼの水中に漂う緑色の細い糸状の藻類で、アミミドロは、五角形か六角形の網目構造で袋状をしている藻類です。
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アオミドロ
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アオミドロ拡大
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アミミドロ拡大
表層はく離とは、藍藻類や珪藻類などが土壌の粒と複雑に絡み合ってシート状になったものがはがれる現象のことを言います。
表層はく離のメカニズム
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アオミドロやアミミドロ、表層はく離は田植後に好天が続き、リン酸および窒素(特にリン酸)が多い場合に多発傾向にあるとされています。
藻類・表層はく離による被害
藻類・表層はく離が発生すると、風で吹き寄せられことで苗に絡みなぎ倒す、日光を遮断することにより水温や地温の低下を招き生育抑制を引き起こすといった被害を及ぼします。
また、藻類・表層はく離が多発生している状態ではジャンボ剤などの拡散製剤の拡散が妨げられ、薬害の発生や効果不良の要因となります。
防除について
藻類・表層はく離の発生が稲の分げつ数が確保できていない時期の場合は、水の入れ替えを繰り返すことで発生した藻類を流して増殖を抑えます。
※直前に除草剤を処理した場合は、除草剤の効果が落ちるため注意が必要です。
分げつ数が確保できている場合は、中干しを行うことで藻を干して死滅させることが可能です。
また、藻類・表層はく離に適用のある除草剤の使用も効果的です。
※発生始期までに使用する剤や発生盛期でも効果がある剤など薬剤によって散布適期が様々なため、使用時は適用表を必ず確認してください。
藻や表層はく離は初期除草剤「先陣」で防除
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先陣の藻類・表層はく離への効果
〇 2023年 長野県
〇 2023年 岐阜県
〇 2023年 埼玉県
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先陣は藻類・表層はく離に高い効果を示しました。
藻類以外の雑草にも効果があります。
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水田で問題となるノビエやコナギといった一年生雑草に対する高い効果に加え、オモダカやコウキヤガラ等の多年生雑草にも効果があります。
先陣の上手な使い方
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先陣は植代後~移植7日前、または移植直後~ノビエ1葉期に処理できます。
オススメの使い方は、移植後に先陣を散布、その7~14日後に一発除草剤や中後期剤を散布する防除体系です。
藻類・表層はく離の発生前処理が重要ですので、早めの処理をおすすめします!
◆おすすめ体系処理① 移植後処理
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◆おすすめ体系処理② 代かき後処理
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※田植前に先陣を使う場合は、散布から田植まで7日以上空けてください。
※初中期一発剤は製品によって使用時期が異なります。使用前に必ず製品ラベルをご確認ください。
◆先陣体系処理のメリット
① 藻類対策剤散布の省略が期待できる。
② 藻類の発生を予防し、稲の生育阻害を回避。
③ 初中期一発剤との体系処理でノビエ・ホタルイ等、問題雑草を長期的かつ効果的に防除可能。
⇒藻類対策剤や後期除草剤の散布を省ければコスト低減につながります!!
※天候や雑草の発生状況に応じて、処理適期は前後する可能性があります。また、必要に応じて有効な中後期剤の処理をご検討ください。
雑草防除は最初が肝心。先陣で美しい水田作りのスタートを切りましょう!