• 水稲除草剤

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関連資料

基本情報

種類名 ジメスルファゼット・ピラクロニル・ プロピリスルフロン粒剤
有効成分 ジメスルファゼット 7.5%/ピラクロニル 10.0%/プロピリスルフロン 4.5%
RACコード
(作用機構分類)
除草剤分類 -、14、2
登録番号 第24898号
毒性 普通物*
有効年限 4年
包装 (20g×10)×20、2kg×1

特長

  • ノビエ4葉期まで処理可能な高性能一発処理除草剤です。
  • ホタルイ、クログワイ、オモダカ等の難防除雑草に対して高い効果と長い残効を示します。
  • カヤツリグサ科雑草に高い効果を示す新規有効成分ジメスルファゼットを含有しています。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって
作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法 ジメスルファゼットを含む農薬の総使用回数 ピラクロニルを含む農薬の総使用回数 プロピリスルフロンを含む農薬の総使用回数
移植水稲 一年生雑草 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
移植水稲 多年生広葉雑草 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
移植水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
直播水稲 一年生雑草 稲1葉期~ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
直播水稲 マツバイ 稲1葉期~ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
直播水稲 ホタルイ 稲1葉期~ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
直播水稲 ウリカワ 稲1葉期~ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
直播水稲 ミズガヤツリ 稲1葉期~ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
直播水稲 ヒルムシロ 稲1葉期~ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
直播水稲 セリ 稲1葉期~ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内
直播水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 稲1葉期~ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで 小包装(パック)10個(200g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 2回以内 2回以内

使用上の注意

  • 必要量を購入し、できるだけ残すことなく使いきってください。
  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの4葉期までに時期を失しないように使用してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に使用するように注意してください。ホタルイ、ヘラオモダカ、ウリカワは4葉期まで、ミズガヤツリは草丈25cmまで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは再生期まで、オモダカは矢じり葉2葉期まで、クログワイは草丈20cmまで、コウキヤガラは草丈35cmまで、シズイは草丈10cmまで、ナガエツルノゲイトウは再生始期、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の使用適期です。
  • 使用に当っては、水の出入りを止め5~6cmの湛水状態に保ってください。本剤使用後、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態を保ち、使用後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
  • 本剤は小包装(パック)のまま、10アール当り10個の割合で水田に投げ入れてください。
  • パックに使用しているフィルムは水溶性なので、ぬれた手で作業したり、降雨で破袋することがないようにしてください。
  • 藻や浮き草が多発している水田では、拡散が不十分となり部分的な薬害や効果不足を生じることがあるので使用をさけてください。
  • 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平作業および植え付けはていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
  • 除草効果が低下するおそれがあるので、著しい降雨が予想される場合には使用を控えてください。
  • 空袋等は圃場などに放置せず、適切に処理してください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

薬害

  • 軟弱な苗を移植した水田、極端な浅植えをした水田、極端な深水となった水田および砂質土で漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)では、薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  • 直播水稲栽培では、稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
  • 本剤は、その殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は、十分注意してください。
  • いぐさ栽培予定の水田では使用しないでください。
  • 本剤使用後の田面水を他作物に灌水しないでください。

生活環境動植物への注意

  • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう注意して使用してください。
  • 散布後は水管理に注意してください。
  • 空袋は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

安全使用上の注意

<人畜に有毒な農薬については、その旨および解毒方法>
●農薬使用者に係る注意事項
① 毒性情報
重篤な眼の損傷の危険があります。
② 安全上の注意
本剤は水溶性フィルムで小包装化されているため、ぬれた手で触らないでください。
③ 応急処置
水溶性フィルムが破袋し眼に入った場合、水で数分間注意深く洗ってください。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外し、その後も洗浄を続けてください。直ちに医師の手当てを受けてください。

<使用に際して講ずべき被害防止方法>
●農薬使用者に係る被害防止方法
① 防護装備
[薬剤調製者]
移植水稲、直播水稲:農薬用マスク、長ズボン・長袖の作業衣
[散布者]
移植水稲、直播水稲:農薬用マスク、長ズボン・長袖の作業衣

貯蔵上の注意

  • 水溶性フィルムは吸湿性があるので、湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を固く閉じて保管してください。また、強く加圧されると水溶性フィルムが劣化するおそれがあるので下積みにならないようにしてください。
  • 密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、子供の手のとどかないなるべく低温で乾燥した場所に保管してください。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって