• 水稲除草剤

オイカゼ®Z1キロ粒剤

関連資料

基本情報

種類名 ピラクロニル・プロピリスルフロン粒剤
有効成分 ピラクロニル 2.0%/プロピリスルフロン 0.9%
RACコード
(作用機構分類)
除草剤分類 14、2
登録番号 第24853号
毒性 普通物*
有効年限 5年
包装 1kg×12
WCSマニュアル
掲載状況
掲載あり

WCSマニュアルとは㈳日本草地畜産種子協会編「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」を指します。

特長

  • プロピリスルフロンとピラクロニルから成る、2成分の一発処理除草剤です。
  • 高葉齢のノビエを始め、SU抵抗性雑草、多年生難防除雑草まで幅広く優れた効果を示します。
  • 効果の発現が非常に速く、長期間持続します。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって
作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法 ピラクロニルを含む農薬の総使用回数 プロピリスルフロンを含む農薬の総使用回数
移植水稲 一年生雑草 移植時 1kg/10a 2回以内 田植同時散布機で施用 2回以内 2回以内
移植水稲 多年生広葉雑草 移植時 1kg/10a 2回以内 田植同時散布機で施用 2回以内 2回以内
移植水稲 エゾノサヤヌカグサ 移植時 1kg/10a 2回以内 田植同時散布機で施用 2回以内 2回以内
移植水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 移植時 1kg/10a 2回以内 田植同時散布機で施用 2回以内 2回以内
移植水稲 一年生雑草 移植直後~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
移植水稲 多年生広葉雑草 移植直後~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
移植水稲 エゾノサヤヌカグサ 移植直後~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
移植水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 移植直後~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
直播水稲 一年生雑草 稲1葉期~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
直播水稲 マツバイ 稲1葉期~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
直播水稲 ホタルイ 稲1葉期~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
直播水稲 ウリカワ 稲1葉期~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
直播水稲 ミズガヤツリ 稲1葉期~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
直播水稲 ヒルムシロ 稲1葉期~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
直播水稲 セリ 稲1葉期~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内
直播水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 稲1葉期~ノビエ3葉期 ただし、収穫60日前まで 1kg/10a 2回以内 湛水散布又は無人航空機による散布 2回以内 2回以内

使用上の注意

  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3葉期までに時期を失しないように使用してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に使用するように注意してください。ホタルイ、ウリカワ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリは3葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、エゾノサヤヌカグサは2葉期まで、シズイは草丈3 cmまで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期です。
  • 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5cm)で、まきむらが生じないように均一に散布してください。また、極端な浅水や深水での使用はさけてください。
  • 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かに行ってください。
  • 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化および植え付け作業はていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
  • 本剤を無人航空機で散布する場合は「製品情報と注意事項」の見方、「空中散布、無人航空機(無人ヘリコプター等)散布・滴下に関する注意」をご参照ください。
  • 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合があるので使用は差し控えてください。
  • 本剤は、移植前に生育したミズガヤツリには効果が劣るので、物理的防除方法などを用いて移植前に防除してから使用してください。
  • 前処理剤との体系で使用する場合には、雑草の発生状況をよく観察し、時期を失しないように適期に散布してください。
  • オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、シズイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さない場合があるので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

薬害

  • 直播水稲で使用する場合、稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
  • 砂質土壌の水田および漏水の大きな水田(減水深が2cm/日以上)、軟弱な苗を移植した水田、極端な浅植えの水田では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
  • 散布田の田面水を他の作物に灌水しないでください。
  • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意してください。
  • いぐさ栽培予定の水田では使用しないでください。

生活環境動植物への注意

  • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  • 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
  • 散布後は水管理に注意してください。
  • 散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

安全使用上の注意

  • 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。

貯蔵上の注意

  • 密封し、直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に保管してください。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって