- 水稲除草剤
- 新発売
ピリカムイ®Zフロアブル
関連資料
基本情報
種類名 | ピラクロニル・フェンキノトリオン・ プロピリスルフロン水和剤 |
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有効成分 | ピラクロニル 3.7%/フェンキノトリオン 5.6%/プロピリスルフロン 1.7% |
RACコード (作用機構分類) |
除草剤分類 14、27、2 |
登録番号 | 第24565号 |
毒性 | 普通物* |
有効年限 | 4年 |
包装 | 10ℓ(受注生産の直送規格) |
WCSマニュアル 掲載状況 |
掲載あり 本製品は白化剤(4-HPPD阻害剤)成分を含有します。 |
WCSマニュアルとは㈳日本草地畜産種子協会編「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」を指します。
本製品に含まれる4-HPPD阻害剤のフェンキノトリオンは、通常の水稲栽培品種に加え、4-HPPD阻害剤に感受性が高いとされる、やまだわら、とよめき、タカナリ、モミロマン、ミズホチカラ、ハバタキ、おどろきもち、ふくおこし、えみだわら、もみゆたか、などの品種に対しても、高い安全性を示すことが確認されています。
特長
- 北海道向けの高性能な一発処理除草剤です。
- 高葉齢のノビエ(4葉期)をはじめ、オモダカやエゾノサヤヌカグサ等に高い効果を示します。
- 3葉期までのミズアオイにも高い効果を示します。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって
作物名で絞り込み
本資料の記載内容は2024年7月25日現在の登録内容に基づいています。
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ピラクロニルを含む農薬の総使用回数 | フェンキノトリオンを含む農薬の総使用回数 | プロピリスルフロンを含む農薬の総使用回数 |
移植水稲 |
一年生雑草 | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | マツバイ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ホタルイ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ウリカワ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ミズガヤツリ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ヘラオモダカ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | ヒルムシロ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | セリ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | オモダカ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | エゾノサヤヌカグサ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
移植水稲 | シズイ | 移植後3日~ノビエ4葉期 ただし、移植後30日まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | 一年生雑草 | 稲2葉期~ノビエ4葉期 ただし、収穫90日前まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | マツバイ | 稲2葉期~ノビエ4葉期 ただし、収穫90日前まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | ホタルイ | 稲2葉期~ノビエ4葉期 ただし、収穫90日前まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | ウリカワ | 稲2葉期~ノビエ4葉期 ただし、収穫90日前まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | ミズガヤツリ | 稲2葉期~ノビエ4葉期 ただし、収穫90日前まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | ヒルムシロ | 稲2葉期~ノビエ4葉期 ただし、収穫90日前まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | セリ | 稲2葉期~ノビエ4葉期 ただし、収穫90日前まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | アオミドロ・藻類による表層はく離 | 稲2葉期~ノビエ4葉期 ただし、収穫90日前まで | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
使用上の注意
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 使用前に容器を軽く振ってください。
- 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの4葉期までに時期を失しないように使用してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に使用するように注意してください。ホタルイ、ウリカワは4葉期まで、ヘラオモダカは3葉期まで、ミズガヤツリは草丈15cmまで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生期まで、オモダカは発生始期まで、エゾノサヤヌカグサは2葉期まで、シズイは草丈10cmまで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期です。また、一年生雑草のミズアオイは3葉期までが本剤の散布適期です。オモダカ、シズイは発生期間が長く遅い発生のものまで十分効果を示さない場合があるので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
- 原液湛水散布に当っては、水の出入りを止め湛水状態(水深3~5cm)で本剤が水田全面にいきわたるように散布してください。本剤散布後、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
- 水口施用の場合は、入水時に本剤を水口に施用し、流入水とともに水田全面に拡散させ、処理後田面水が通常の湛水状態に達したときに必ず水を止め、田面水があふれ出ないよう注意してください。
- 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平作業および植え付けはていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
- 除草効果が低下するおそれがあるので、著しい降雨が予想される場合には使用を控えてください。
- 本剤を無人航空機で滴下する場合は「製品情報と注意事項」の見方、「空中散布、無人航空機(無人ヘリコプター等)散布・滴下に関する注意」をご参照ください。
- 空容器等は圃場などに放置せず、適切に処理してください。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
薬害
- 軟弱な苗を移植した水田、極端な浅植えをした水田、極端な深水となった水田および砂質土で漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)では、薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
- 直播水稲栽培では、稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
- 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意してください。
- いぐさ栽培予定の水田では使用しないでください。
- 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しないでください。
水産動植物への注意
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 散布後は水管理に注意してください。
- 無人航空機による滴下で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
- 散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
安全使用上の注意
- 使用の際は不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
貯蔵上の注意
- 密栓し、直射日光をさけ、なるべく低温な場所に保管してください。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって