- 殺菌剤
ストマイ液剤20
関連資料
基本情報
種類名 | ストレプトマイシン液剤 |
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有効成分 | ストレプトマイシン硫酸塩 25.0% |
RACコード (作用機構分類) |
殺菌剤分類 25 |
登録番号 | 第24455号 |
毒性 | 普通物* |
有効年限 | 3年 |
包装 | 500㎖×20 |
特長
- 細菌病に防除効果を示す農業用抗生物質です。
- 植物体への浸透移行性があります。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって
作物名で絞り込み
本資料の記載内容は2024年7月25日現在の登録内容に基づいています。
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ストレプトマイシンを含む農薬の総使用回数 |
もも | せん孔細菌病 | 1000~2000倍 | 200~700L/10a | 収穫60日前まで | 2回以内 | 散布 | 2回以内 |
はくさい | 軟腐病 | 1000~2000倍 | 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 |
こんにゃく | 腐敗病 | 1000倍 | 100~300L/10a | 収穫30日前まで | 6回以内 | 散布 | 6回以内(種いもへの処理は1回以内) |
ばれいしょ | そうか病 | 100倍 | – | 植付前 | 1回 | 5~10秒間種いも浸漬 | 5回以内(種いもへの処理は1回以内) |
ばれいしょ | 黒あし病 | 100倍 | – | 植付前 | 1回 | 5~10秒間種いも浸漬 | 5回以内(種いもへの処理は1回以内) |
作物名で絞り込み
作物名 | 使用目的 | 使用濃度 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ストレプトマイシンを含む農薬の総使用回数 |
ぶどう | 無種子化 | 1000倍(200ppm) | 200~700L/10a | 満開予定日の14日前~開花始期 | 1回 | 散布 | 1回 |
ぶどう | 無種子化 | 1000倍(200ppm) | – | 満開予定日の14日前~開花始期 | 1回 | 花房浸漬 | 1回 |
ぶどう | 無種子化 | 1000倍(200ppm) | – | 満開予定日の14日前~満開期 | 1回 | 花房浸漬(第1回目ジベレリン処理と併用) | 1回 |
使用上の注意
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 収穫物には使用しないでください。
- 医薬として用いないでください。
- 殺菌剤として散布して使用する場合、本剤の連続使用によって薬剤耐性菌が出現し、効果の劣った事例があるので、過度の連用をさけ、なるべく作用性の異なる薬剤と組み合わせて輪番で使用してください。
- ぶどう(ジベレリン液に添加)に使用する場合
①第1回目ジベレリン処理時にジベレリン液に添加して花房浸漬処理し、第2回目ジベレリン処理(単用)を必ず行ってください。
②展着剤は加用しないでください。
③薬液は使用の都度調製し、なるべく調製当日に使用してください。また、調製液はなるべく日陰においてください。
④必ず処理適期に使用し、所定濃度を厳守してください。
⑤使用に当っては、ジベレリンの使用上の注意事項を厳守してください。
⑥本剤の使用に当っては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。 - ばれいしょの種いも消毒に使用する場合は、下記の事項に注意してください。
①種いもを切断する場合は処理した薬液が十分乾いてから行ってください。
②薬剤処理した種いもは食料または飼料には使用しないでください。 - 新品種に本剤を初めて使用する場合には、使用者の責任において事前に薬効・薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
混用・薬害
- 石灰硫黄合剤、ボルドー液などの強アルカリ性薬剤および石灰、タルク、ベントナイトなどの吸着性増量剤を含有する薬剤との混用はさけてください。
- 殺菌剤として散布して使用する場合、本剤の散布によりクロロシス(黄化現象)を生じることがあるので注意してください。特にはくさいについては高温時または幼苗期には使用しないでください。
- ばれいしょの種いも消毒に使用する場合は、下記の事項に注意してください。
①萌芽後や種いも切断後の処理は薬害を生じるのでさけ、必ず萌芽前に種いもを切断せずに処理してください。特に植え付け後の地温の上昇が遅れた場合には萌芽や生育遅延が助長されるので春先の気温が低い地域では注意してください。
②浸漬処理が長くなったり、高濃度液に浸漬すると薬害が生じやすいので所定の浸漬時間および希釈倍数を厳守してください。
③薬剤処理した種いもは長時間ぬれたままにしておくと発芽遅延等の薬害を生じるので、風通しのよい場所で速やかに乾燥させてください。
水産動植物への注意
- 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
安全使用上の注意
- 誤飲などのないように注意してください。
- 使用の際は防護マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
- 作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをしてください。
貯蔵上の注意
- 密栓し、直射日光をさけ、なるべく低温な場所に保管してください。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって