• 水稲除草剤
  • 新発売

テッケン®ジャンボ

500g(50g×10)

関連資料

基本情報

種類名 ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤
有効成分 ペノキススラム 1.0%/ベンゾビシクロン4.0%
RACコード
(作用機構分類)
除草剤分類 2、27
登録番号 第23985号(日本農薬登録)
毒性 普通物*
有効年限 3年
包装 (50g×10)×20
WCSマニュアル
掲載状況
掲載あり 本製品は白化剤(4-HPPD阻害剤)成分を含有します。

WCSマニュアルとは㈳日本草地畜産種子協会編「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」を指します。

特長

  • ペノキススラムにベンゾビシクロンを混合することにより残効性を強化したジャンボ剤タイプの中・後期除草剤です。
  • 移植後15日~ノビエ4葉期まで、落水せずに処理可能です。
  • ノビエをはじめ、ホタルイや一年生雑草等のSU抵抗性雑草、オモダカ、クログワイなどの多年生雑草に対して高い除草効果を示します。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって
作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法 ペノキススラムを含む農薬の総使用回数 ベンゾビシクロンを含む農薬の総使用回数
移植水稲 一年生雑草及び多年生広葉雑草 移植後15日~ノビエ4葉期 但し、収穫60日前まで 小包装(パック)10個(500g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 3回以内
直播水稲 一年生雑草 稲4葉期~ノビエ4葉期但し、収穫60日前まで 小包装(パック)10個(500g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 3回以内
直播水稲 マツバイ 稲4葉期~ノビエ4葉期但し、収穫60日前まで 小包装(パック)10個(500g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 3回以内
直播水稲 ホタルイ 稲4葉期~ノビエ4葉期但し、収穫60日前まで 小包装(パック)10個(500g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 3回以内
直播水稲 ミズガヤツリ 稲4葉期~ノビエ4葉期但し、収穫60日前まで 小包装(パック)10個(500g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 3回以内
直播水稲 ウリカワ 稲4葉期~ノビエ4葉期但し、収穫60日前まで 小包装(パック)10個(500g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 3回以内
直播水稲 ヒルムシロ 稲4葉期~ノビエ4葉期但し、収穫60日前まで 小包装(パック)10個(500g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 3回以内
直播水稲 セリ 稲4葉期~ノビエ4葉期但し、収穫60日前まで 小包装(パック)10個(500g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 3回以内
直播水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 稲4葉期~ノビエ4葉期但し、収穫60日前まで 小包装(パック)10個(500g)/10a 1回 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 2回以内 3回以内

使用上の注意

  • 必要量を購入し、できるだけ残すことなく使いきってください。
  • 多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。ホタルイ、ウリカワは4葉期まで、ミズガヤツリは3葉期まで、ヒルムシロは発生盛期まで、クログワイは発生前から草丈20㎝まで、オモダカは草丈30㎝(発生前から矢じり葉抽出期)まで、コウキヤガラ、シズイは草丈20cmまで、セリは再生期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期です。
  • コウキヤガラおよびシズイは必要に応じて有効な前処理剤との組み合わせで使用してください。
  • 苗の植え付けが均一となるように代かきおよび植え付け作業はていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行ってください。
  • 散布に当っては、水の出入りを止めて5~6㎝の湛水状態に保ち田面を露出しないようにしてください。本剤散布後、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
  • 本剤は小包装(パック)のまま10アール当り10個の割合で水田に均等に投げ入れてください。
  • 藻や浮き草が多発している水田では、拡散が不十分となり効果の劣る可能性があるので使用をさけてください。
  • 小包装(パック)に使用しているフィルムは水溶性のため、ぬれた手や汗ばんだ手で作業したり、降雨等で破袋しないように注意してください。
  • 前処理剤との体系で使用し、雑草の発生状況をよく確認し、時期を失しないように散布してください。
  • 空袋等は圃場などに放置せず、環境に影響のないよう適切に処理してください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

薬害

  • 下記のような条件では、初期生育抑制を生じるおそれがあるので、使用をさけてください。 特に、これらの条件が重なる場合は、初期生育が著しく抑制されるので注意してください。
    ① 散布後低温が続くと予想される時
    ② 異常高温の時、あるいは散布後数日以内に梅雨明けになるなど異常高温が予想される時
    ③ 活着遅延を生じるような異常低温の時
    ④ 砂質土壌の水田および漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)
    ⑤ 軟弱な苗を移植した水田
    ⑥ 極端な浅植えの水田
    ⑦ 植え穴の戻りが悪い水田
    ⑧ 稲の根が露出した水田
    ⑨ 強風下での処理
  • 直播水稲に使用する場合は以下に注意してください。
    ① 稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので、使用をさけてください。
    ② 除草効果の低下と生育抑制の薬害が発生するおそれがあるので、入水後水持ちの安定した後に散布してください。
  • 散布後数日間著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがありますが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められておりません。
  • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意してください。
  • いぐさ栽培予定の水田では使用しないでください。
  • 散布田の水田水を他の作物に灌水しないでください。

安全使用上の注意

  • 本剤は水溶性フィルムで小包装化されているため、ぬれた手で触らないでください。
  • 水溶性フィルム包装が破袋した場合は以下の点に注意してください。
    ① 眼に対して刺激性があるので眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
    ② 皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。

貯蔵上の注意

  • 密封し、直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に保管してください。
  • 製剤は吸湿性があるので湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を固く閉じて保管してください。
  • 強く加圧されると包装材フィルムが劣化するおそれがあるので下積みにならないように保管してください。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって