- IPM関連剤
ヨトウコン®-S
関連資料
基本情報
種類名 | ビートアーミルア剤 |
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有効成分 | (Z,E)-9,12-テトラデカジエニル=アセタート 53.7% (Z)-9-テトラデセン-1-オール 26.7% |
登録番号 | 第23390号(信越化学工業登録) |
毒性 | 普通物* |
有効年限 | 1.5年 |
危険物表示 | 4-3石 |
包装 | 100本×50、100m巻×15 |
特長
- 性フェロモン剤の有効成分は微生物等により容易に分解されるため、環境にやさしい防除剤です。
- 性フェロモン剤は、殺虫剤と比べても一般的に抵抗性がつきにくいとされています。
- 作物への残留も心配なく、輸出用作物にも使用できます。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって
作物名で絞り込み
本資料の記載内容は2024年7月25日現在の登録内容に基づいています。
作物名 | 適用場所 | 使用目的 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 使用方法 |
シロイチモジヨトウが加害する農作物 | シロイチモジヨトウの加害作物栽培地帯 | 交尾阻害 | シロイチモジヨトウ | 露地の場合:100~500本(20cmチューブ)/10a | シロイチモジヨトウの発生初期~終期 | 作物上に支柱等を用いて固定する。 |
シロイチモジヨトウが加害する農作物 | シロイチモジヨトウの加害作物栽培地帯 | 交尾阻害 | シロイチモジヨトウ | ハウスの場合:100~140m(20cmチューブの場合は500~700本)/10a | シロイチモジヨトウの発生初期~終期 | 作物上に支柱等を用いて固定する。 |
上手な使い方
- 対象害虫(シロイチモジヨトウ)が圃場へ飛び込む前に設置してください。
- 設置面積が広ければ広いほど、効果が安定します。
①露地で設置する場合
対象作物の圃場面積が5ヘクタール以上の場合は、 10アール当り100~150本とし、圃場全体に処理してください。5ヘクタール未満の場合は、10アール当り150~200本とし、使用量の範囲で特に周辺部に多めに設置してください。
②施設で設置する場合
小型ハウスの場合は、 10アール当り700本または140mをハウス内の周辺部分は多めに、中央部分は少なめにし、設置間隔は均等に設置してください。大型ハウスの場合は、間口約10mにつき1本の割合で、100m巻チューブをハウスの端から端まで張り渡してください。 - 作物の生育に支障のないように支柱棒(竹など)を立て、支柱棒にディスペンサーを巻き付けて圃場に設置してください。
- 設置する高さは作物により異なり、作物の生育に支障のない高さにしてください。施設の場合はハウス内のパイプや鉄線などを利用し、施設上部にチューブを取り付けてください。露地の場合と同様に、支柱を立てて設置することも可能です。
使用上の注意
- 本剤は、シロイチモジヨトウ成虫の交尾を連続的に阻害し、交尾率を低下させることによる密度低下を目的としているので、シロイチモジヨトウの発生初期から収穫期まで連続的に、広範囲な地域で使用することが望ましいです。
- 対象害虫が高密度に存在する場合には状況に応じて天敵に影響の少ない殺虫剤を併用することが望ましいです。
- 本剤の露地での使用量は10アール当り100~150本を標準としますが害虫発生量の多い場合、傾斜地で使用する場合等では効果が劣ることがありますので、このような場合は所定の範囲内の多めの量で使用してください。
- ハウス栽培で換気を行っている場合は、所定の範囲内の多めの量で使用してください。
- 外装のアルミ袋を開封したまま放置すると薬剤が揮散するので、必ず使用直前に開封し、使いきってください。
- 本剤は設置後2~3ヶ月たつと効果が低下してくるので、3ヶ月後には新しいものと交換してください。
- 設置の際、面積に応じてポリエチレンチューブを切断する場合は、必ず20cm間隔でヒートシールされている部分を切断してください。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意
- 危険物第四類第三石油類に属するので、火気には十分注意してください。
貯蔵上の注意
- 密封し、火気をさけ、直射日光があたらない冷暗所(5°C以下)に保管してください。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって