- 水稲除草剤
- 新発売
テッケン®1キロ粒剤
関連資料
基本情報
種類名 | ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤 |
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有効成分 | ペノキススラム 0.5%/ベンゾビシクロン2.0% |
RACコード (作用機構分類) |
除草剤分類 2、27 |
登録番号 | 第23360号(日本農薬登録) |
毒性 | 普通物* |
有効年限 | 4年 |
包装 | 1kg×12、10kg |
WCSマニュアル 掲載状況 |
掲載あり 本製品は白化剤(4-HPPD阻害剤)成分を含有します。 |
WCSマニュアルとは㈳日本草地畜産種子協会編「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」を指します。
特長
- ペノキススラムにベンゾビシクロンを混合することにより残効性を強化した1キロ粒剤タイプの中・後期除草剤です。
- 移植後15日~ノビエ4葉期まで、落水なしで処理可能です。
- ノビエをはじめ、ホタルイや一年生雑草等のSU抵抗性雑草、オモダカ、クログワイなどの多年生雑草に対して高い除草効果を示します。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって
作物名で絞り込み
本資料の記載内容は2024年7月25日現在の登録内容に基づいています。
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ペノキススラムを含む農薬の総使用回数 | ベンゾビシクロンを含む農薬の総使用回数 |
移植水稲 | 一年生雑草 | 移植後15日~ノビエ4葉期 但し、収穫60日前まで | 1kg/10a | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 3回以内 |
移植水稲 | 多年生広葉雑草 | 移植後15日~ノビエ4葉期 但し、収穫60日前まで | 1kg/10a | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 3回以内 |
直播水稲 | 一年生雑草 | 稲4葉期~ノビエ4葉期 但し、収穫60日前まで | 1kg/10a | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 3回以内 |
直播水稲 | マツバイ | 稲4葉期~ノビエ4葉期 但し、収穫60日前まで | 1kg/10a | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 3回以内 |
直播水稲 | ホタルイ | 稲4葉期~ノビエ4葉期 但し、収穫60日前まで | 1kg/10a | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 3回以内 |
直播水稲 | ミズガヤツリ | 稲4葉期~ノビエ4葉期 但し、収穫60日前まで | 1kg/10a | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 3回以内 |
直播水稲 | ウリカワ | 稲4葉期~ノビエ4葉期 但し、収穫60日前まで | 1kg/10a | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 3回以内 |
直播水稲 | ヒルムシロ | 稲4葉期~ノビエ4葉期 但し、収穫60日前まで | 1kg/10a | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 3回以内 |
使用上の注意
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリは4葉期まで、ウリカワは5葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、オモダカは発生盛期から矢じり葉抽出期(草丈30㎝以下)、クログワイ、シズイ、コウキヤガラは草丈20㎝以下まで、セリは再生前から再生始期までが本剤の散布適期です。
- クログワイ、オモダカ、シズイ、コウキヤガラは必要に応じて有効な前処理剤との組み合わせで使用してください。また、クログワイ、オモダカに有効な前処理剤と組み合わせて連年施用することにより、さらに効果が向上します。
- 苗の植え付けが均一となるように代かきをていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行ってください。
- 散布に当っては、水の出入りを止めて湛水のまま田面に均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5㎝)を保ち、田面を露出させたり水を切らしたりしないように注意してください。また、散布後7日間は落水、かけ流しをしないでください。
- 前処理剤との体系で使用し、雑草の発生状況をよく確認し、時期を失しないように散布してください。
- 本剤を無人航空機で散布する場合は「製品情報と注意事項」の見方、「空中散布、無人航空機(無人ヘリコプター等)散布・滴下に関する注意」をご参照ください。
- 本剤を無人航空機で散布する場合は散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m以上離して圃場内に散布してください。
- 空袋等は圃場などに放置せず、環境に影響のないよう適切に処理してください。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
薬害
- 下記のような条件では、初期生育抑制を生じるおそれがあるので、使用をさけてください。 特に、これらの条件が重なる場合は、初期生育が著しく抑制されるので注意してください。
① 散布後低温が続くと予想される時
② 異常高温の時、あるいは散布後数日以内に梅雨明けになるなど異常高温が予想される時
③ 活着遅延を生じるような異常低温の時
④ 砂質土壌の水田および漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)
⑤ 軟弱な苗を移植した水田
⑥ 極端な浅植えの水田
⑦ 植え穴の戻りが悪い水田
⑧ 稲の根が露出した水田 - 散布後数日間著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがありますが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められておりません。
- 直播水稲に使用する場合は以下に注意してください。
① 稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので、使用をさけてください。
② 除草効果の低下と生育抑制の薬害が発生するおそれがあるので、入水後水持ちの安定した後に散布してください。 - 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意してください。
- いぐさ栽培予定の水田では使用しないでください。
- 散布田の水田水を他作物に灌水しないでください。
安全使用上の注意
- 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
貯蔵上の注意
- 密封し、直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に保管してください。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって