- IPM関連剤
ハマキコン®-N
関連資料
基本情報
種類名 | トートリルア剤 |
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有効成分 | (Z)-11-テトラデセニル=アセタート 69.4% (Z) -9-テトラデセニル=アセタート 13.7% 10-メチル-ドデシル=アセタート 1.8% (Z) -9-ドデセニル=アセタート 3.7% 11-ドデセニル=アセタート 1.8% (Z)-11-テトラデセン-1-オール 0.9% |
登録番号 | 第22378号(信越化学工業登録) |
毒性 | 普通物* |
有効年限 | 1.5年 |
危険物表示 | 4-3石 |
包装 | 果樹用:100本×36 |
特長
- 性フェロモン剤の有効成分は微生物等により容易に分解されるため、環境にやさしい防除剤です。
- 性フェロモン剤は、殺虫剤と比べても一般的に抵抗性がつきにくいとされています。
- 作物への残留も心配なく、輸出用作物にも使用できます。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって
作物名で絞り込み
本資料の記載内容は2023年1月17日現在の登録内容に基づいています。
作物名 | 使用目的 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 使用方法 |
果樹類 | 交尾阻害 | リンゴコカクモンハマキ | 100~150本/10a(54g/150本製剤) | 成虫発生初期~終期 | 本剤を枝にかける。 |
果樹類 | 交尾阻害 | ミダレカクモンハマキ | 100~150本/10a(54g/150本製剤) | 成虫発生初期~終期 | 本剤を枝にかける。 |
果樹類 | 交尾阻害 | リンゴモンハマキ | 100~150本/10a(54g/150本製剤) | 成虫発生初期~終期 | 本剤を枝にかける。 |
果樹類 | 交尾阻害 | チャハマキ | 100~150本/10a(54g/150本製剤) | 成虫発生初期~終期 | 本剤を枝にかける。 |
果樹類 | 交尾阻害 | チャノコカクモンハマキ | 100~150本/10a(54g/150本製剤) | 成虫発生初期~終期 | 本剤を枝にかける。 |
茶 | 交尾阻害 | チャハマキ | 150~250本/10a(90g/250本製剤) 30~50m/10a(54g/30m製剤) | 成虫発生初期~終期 | 本剤を枝にかける。またはロープ状製剤の場合、支柱等を立て、対象作物の上部に張り渡す。 |
茶 | 交尾阻害 | チャノコカクモンハマキ | 150~250本/10a(90g/250本製剤) 30~50m/10a(54g/30m製剤) | 成虫発生初期~終期 | 本剤を枝にかける。またはロープ状製剤の場合、支柱等を立て、対象作物の上部に張り渡す。 |
フェニックス・ロベレニー | 交尾阻害 | チャハマキ | 100~150本/10a(54g/150本製剤) | 成虫発生初期~終期 | 本剤を枝にかける。 |
使用上の注意
- 本剤は、チャハマキ、チャノコカクモンハマキ、リンゴコカクモンハマキ、ミダレカクモンハマキおよびリンゴモンハマキの各成虫の交尾を連続的に阻害し、交尾率を低下させることによる次世代の密度低下を目的としているので、これらの成虫発生初期から比較的広範囲の地域で使用することが望ましいです。
- 対象害虫が高密度に存在する場合には状況に応じて天敵に影響の少ない殺虫剤を併用することが望ましいです。
- 本剤は樹木等に巻き付け、対象地帯に均一になるように設置することが望ましいです。また、標準的な使用量は10アール当り、茶:150~250本もしくは30~50m、果樹類:100~150本ですが、立地条件や風向、傾斜等により効果がフレる場合があるので、諸条件から判断して、周辺部に多めに設置することが望ましいです。
- 急傾斜地、風の強い地域等本剤の濃度を維持するのが困難な地域では使用しないでください。
- 外装のアルミ箔袋を開封したまま放置すると、有効成分が揮散するので、密封したまま冷暗所(5℃以下)に保管し、使用直前に開封して使いきってください。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意
- 本剤は皮膚に対して刺激性があるので、皮膚に付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- 危険物第四類第三石油類に属するので火気には十分注意してください。
貯蔵上の注意
- 密封し、火気をさけ、直射日光があたらない冷暗所(5℃以下)に保管してください。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって