- IPM関連剤
レンテミン®液剤
関連資料
基本情報
種類名 | シイタケ菌糸体抽出物液剤 |
---|---|
有効成分 | シイタケ菌糸体抽出物 1.0% |
登録番号 | 第17774号(野田食菌工業登録) |
毒性 | 普通物* |
有効年限 | 3年 |
包装 | 500㎖×20 |
WCSマニュアル 掲載状況 |
未掲載 |
WCSマニュアルとは㈳日本草地畜産種子協会編「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」を指します。
特長
- トマト、ミニトマト、ピーマン、とうがらし類、たばこ、きゅうり、すいか、メロン、シンビジウムのモザイク病の接触伝染防止(予防)剤です。
- つつじ類、つばき類の発根促進剤、芝、稲の根部生育促進剤としても使用可能です。
- 葉面散布の他、手指・器具(ハサミなど)を薬液に浸漬し、ぬれたまま使用することによりウイルスの感染防止効果を発揮します。
- 人畜・魚介類に対し安全で、作物薬害がなく安心して使用できます。
- 有機農産物(JAS法認定)に使用でき、ポジティブリスト制度対象外の薬剤です。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって
作物名で絞り込み
本資料の記載内容は2024年7月25日現在の登録内容に基づいています。
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | シイタケ菌糸体抽出物を含む農薬の総使用回数 |
トマト | モザイク病感染防止 | 10倍 | 10a当り100L | 収穫前日まで | – | 移植及び各作業(摘芽、誘引等)の直前に散布 | – |
ミニトマト | モザイク病感染防止 | 10倍 | 10a当り100L | 収穫前日まで | – | 移植及び各作業(摘芽、誘引等)の直前に散布 | – |
ピーマン | モザイク病感染防止 | 10倍 | 10a当り100L | 収穫前日まで | – | 移植及び各作業(摘芽、誘引等)の直前に散布 | – |
とうがらし類 | モザイク病感染防止 | 10倍 | 10a当り100L | 収穫前日まで | – | 移植及び各作業(摘芽、誘引等)の直前に散布 | – |
すいか | モザイク病感染防止 | 10倍 | 10a当り100L | 収穫前日まで | – | 移植及び各作業(摘芽、誘引等)の直前に散布 | – |
メロン | モザイク病感染防止 | 10倍 | 10a当り100L | 収穫前日まで | – | 移植及び各作業(摘芽、誘引等)の直前に散布 | – |
ピーマン | モザイク病感染防止 | 原液 | – | 管理作業時 | – | 手指、器具を薬液に浸漬し、濡れた状態で使用 | – |
とうがらし類 | モザイク病感染防止 | 原液 | – | 管理作業時 | – | 手指、器具を薬液に浸漬し、濡れた状態で使用 | – |
すいか | モザイク病感染防止 | 原液 | – | 管理作業時 | – | 手指、器具を薬液に浸漬し、濡れた状態で使用 | – |
メロン | モザイク病感染防止 | 原液 | – | 管理作業時 | – | 手指、器具を薬液に浸漬し、濡れた状態で使用 | – |
たばこ | モザイク病感染防止 | 5~10倍 | 育苗箱当り500ml | 移植前 | – | 散布 | – |
シンビジウム | モザイク病感染防止 | 原液~3倍 | – | 株分け時 | – | 株の10分間浸漬 | – |
シンビジウム | モザイク病感染防止 | 原液 | – | 管理作業時 | – | 手指、器具を薬液に浸漬し、濡れた状態で使用 | – |
きゅうり | モザイク病感染防止 | 原液 | – | 管理作業時 | – | 手指、器具を薬液に浸漬し、濡れた状態で使用 | – |
稲 | 根部生育促進 | 1000倍 | – | 催芽前 | – | 48時間種子浸漬 | – |
稲(箱育苗) | 根部生育促進 | 500倍 | 育苗箱(30×60×3cm使用土壌約5L)1箱当り500ml | 出芽揃期~移植5日前 | – | 灌注 | – |
日本芝(こうらいしば) | 根部生育促進 | 500倍 | 10a当り500~1000L | 春期~夏期芝生育期 | – | 茎葉散布 | – |
西洋芝(ベントグラス) | 根部生育促進 | 500倍 | 10a当り500~1000L | 春期~夏期芝生育期 | – | 茎葉散布 | – |
つつじ類 | 発根促進 | 10~20倍 | – | 挿し木時 | – | さし穂基部3時間浸漬 | – |
つばき類 | 発根促進 | 10~20倍 | – | 挿し木時 | – | さし穂基部3時間浸漬 | – |
使用上の注意
- 強アルカリ性の他剤との混用はさけてください。
- 本剤をウイルス病防除に使用する場合は、次のことに注意してください。
①本剤はウイルス病の総合防除対策の一手段としてウイルスの感染を防止するために使用するものであり、感染後のウイルスには効果がないので注意してください。
②トマト、ミニトマト、ピーマン、とうがらし類、すいか、メロン、たばこに散布して使用する場合は展着剤を加用し、葉の表裏にまきむらのないようにしてください。
③モザイク病の感染防止を目的にピーマン、とうがらし類、すいか、メロン、きゅうり、シンビジウムにおいて手指・器具の浸漬を行う場合は、株ごとに所定濃度の薬液に手指・器具を浸漬し、ぬれた状態で芽かき等の管理作業を行ってください。
④たばこに使用する場合は、処理した薬液が乾いた後に移植してください。また、処理後、移植までの間に散布または灌水しないでください。 - 本剤をベントグラスまたはこうらいしばに使用する場合は、所定濃度に希釈した液を7~10日毎に5回を目安に散布してください。
- つつじ類、つばき類の発根促進に使用する場合は、所定の濃度液に挿し穂の基部2~3cmを3時間浸漬した後、挿し木をしてください。
- 本剤の使用に当っては使用目的・使用量・使用時期・使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
- 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合には、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
貯蔵上の注意
- 密栓し、直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に保管してください。
- 開栓後はなるべく早く使いきってください。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって