- 殺菌剤
ビームバリダ®ゾル
関連資料
基本情報
種類名 | トリシクラゾール・ バリダマイシン水和剤 |
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有効成分 | トリシクラゾール 20.0%/バリダマイシンA 5.0% |
RACコード (作用機構分類) |
殺菌剤分類 16.1、U18 |
登録番号 | 第16443号(住友化学登録) |
毒性 | 劇物 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 500㎖×20 |
WCSマニュアル 掲載状況 |
未掲載 |
WCSマニュアルとは㈳日本草地畜産種子協会編「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」を指します。
特長
- 本剤は、優れた効果が長期間持続する浸透性いもち剤ビームと、病勢進展阻止効果とその持続性に優れる紋枯剤バリダシンを混合した製剤で、地上散布にも空中散布にも適しています。
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紋枯病に卓効
バリダシンは紋枯病菌の菌糸の生育を停滞させ、さらに病原性を喪失させ、また菌糸の一部に薬剤が付着すると同一菌糸上で薬剤が付着しない部分まで薬効が波及するなど特異的な作用を示します。従って病勢進展阻止効力が特に強く、効果の持続性にも優れ、多発条件下でも安定した防除効果を発揮します。 -
いもち病に卓効
ビームは優れた侵入防止効果、二次感染防止効果により効果の持続が長期に及び、稲作の各ステージにおけるいもち病に安定した効果を示す浸透性いもち剤です。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって
作物名で絞り込み
本資料の記載内容は2024年7月25日現在の登録内容に基づいています。
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | トリシクラゾールを含む農薬の総使用回数 | バリダマイシンを含む農薬の総使用回数 |
稲 | いもち病 | 1000倍 | – | 収穫14日前まで | 3回以内 | 散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
稲 | 紋枯病 | 1000倍 | – | 収穫14日前まで | 3回以内 | 散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
稲 | いもち病 | 3倍 | 300ml/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 空中散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
稲 | 紋枯病 | 3倍 | 300ml/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 空中散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
稲 | いもち病 | 30倍 | 3L/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 空中散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
稲 | 紋枯病 | 30倍 | 3L/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 空中散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
稲 | いもち病 | 8倍 | 800ml/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 空中散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
稲 | 紋枯病 | 8倍 | 800ml/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 空中散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
稲 | いもち病 | 8倍 | 800ml/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 無人ヘリコプターによる散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
稲 | 紋枯病 | 8倍 | 800ml/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 無人ヘリコプターによる散布 | 4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内) |
使用上の注意
- 長時間貯蔵しておくと分離するので、使用の際はビンをよく振って均一な状態にもどしてから所定量を取り出してください。希釈する場合は所定量の水に加えて十分撹拌してください。
- 散布液調製後はそのまま放置せず、できるだけ速やかに散布してください。
- 空中散布、無人ヘリコプター散布に関する注意については「製品情報と注意事項」の見方、「空中散布、無人航空機(無人ヘリコプター等)散布・滴下に関する注意」をご参照ください。
- 散布薬液の飛散によって動植物特に野菜類の幼苗、なし(二十世紀、幸水、新水等)等の農作物の危被害や自動車の塗装等に被害を与えるおそれがあるなど、各分野に影響があるので、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
薬害
- 野菜類の幼苗および、なし(二十世紀、幸水、新水等)には薬害を生じるおそれがあるので、かからないように注意して散布してください。
- きく(秀芳の力等)には薬害を生じるおそれがあるので、かからないように注意して散布してください。
安全使用上の注意
- 医薬用外劇物ですので取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
- 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- 散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。空中散布用薬剤として使用する場合の薬液または散布装置の取扱いの際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
- 散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
貯蔵上の注意
- 密栓し、直射日光をさけ、鍵のかかるなるべく低温で乾燥した場所に保管してください。
- 適用内容と使用法
- 使用にあたって