• 殺虫剤

ラビキラー®乳剤

500㎖

関連資料

基本情報

種類名 MEP・PAP乳剤
有効成分 MEP 40.0%/PAP 10.0%
RACコード
(作用機構分類)
殺虫剤分類 1B、1B
登録番号 第15803号
毒性 劇物
有効年限 3年
危険物表示 4-2石
包装 500㎖×20

特長

  • 果樹のカミキリムシ類などの防除剤として優れた効果があります。
  • 有機リン剤のスミチオンとパプチオンを配合することにより、安定した防除効果を示します。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって
作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 MEPを含む農薬の総使用回数 PAPを含む農薬の総使用回数
みかん ゴマダラカミキリ 200倍 200~350L/10a 産卵初期~幼虫食入初期但し、収穫14日前まで 1回 樹幹部から地際部へ散布する。 5回以内(樹幹処理は1回以内) 2回以内
りんご ゴマダラカミキリ 200倍 200~350L/10a 産卵初期~産卵最盛期但し、収穫30日前まで 1回 樹幹部から地際部へ散布する。 3回以内 2回以内(樹幹散布は1回以内)
ぶどう ブドウトラカミキリ 200~300倍 200~350L/10a 発芽前(休眠期) 2回以内 母枝、古つるに薬液を十分散布する。 4回以内(収穫終了後から萌芽までは2回以内、萌芽後は2回以内) 2回以内
もも コスカシバ 200倍 200~350L/10a 落葉後~発芽前(休眠期) 1回 樹幹及び主枝に十分散布する。 6回以内(樹幹処理は1回以内) 1回
おうとう コスカシバ 200倍 200~350L/10a 落葉後~発芽前(休眠期) 1回 樹幹及び主枝に十分散布する。 2回以内(樹幹処理及び灌注処理は合計1回以内) 1回
うめ コスカシバ 200倍 200~350L/10a 落葉後~発芽前(休眠期) 2回以内 樹幹及び主枝に十分散布する。 2回以内 2回以内

使用上の注意

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 本剤は自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石に散布液がかかると変色するおそれがあるので散布液がかからないように注意してください。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
    ①ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにしてください。
    ②受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけてください。
    ③関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。

混用・薬害

  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけてください。
  • ぶどう、もも、おうとう、うめに散布する場合、使用時期が遅れると新芽、新葉に薬害を生じるおそれがあるので、必ず休眠期中に散布してください。
  • みかん、りんごのゴマダラカミキリに使用する場合、散布液が葉にかかると薬害を生じるおそれがあるので、かからないように樹幹部から地際部へ散布してください。
  • 他の農作物の葉にかかると薬害を生じるおそれがあるので、付近にある場合にはかからないように注意して散布してください。

蚕毒

  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。

水産動植物への注意

  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。養殖池等周辺での使用はさけてください。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

安全使用上の注意

  • 医薬用外劇物ですので取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当てを受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当てを受けてください。
  • MEPの解毒剤としては硫酸アトロピン製剤およびPAM製剤が有効であると報告されています。PAPの解毒剤としては、動物実験で硫酸アトロピン製剤が有効であると報告されています。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 本剤は皮膚に対して刺激性があるので、皮膚に付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 危険物第四類第二石油類に属するので火気には十分注意してください。

貯蔵上の注意

  • 密栓し、火気をさけ、直射日光のあたらない鍵のかかる低温な場所に保管してください。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって