特定外来生物ナガエツルノゲイトウの水田地域での分布拡大とピラクロニルの除草効果(2019年10月発行)
クビアカツヤカミキリなど特定外来生物が農業場面でも話題にあがっておりますが、水田環境においても例外ではありません。
南アメリカ原産のナガエツルノゲイトウは、地球最悪の侵略的植物として分布域を拡大しており、関東の一部では水田にも侵入し大きな問題となっております。
ナガエツルノゲイトウは、中空の茎を持ち、千切れた茎は水面に浮いて拡散します。また、数cmの茎断片からも容易に発根し新天地で定着します。一度定着すると、地上部を伐採しても根から再生するため根絶が困難な植物です。
この度、農研機構の現地試験によって、ピラクロニルがナガエツルノゲイトウに対し効果を発揮することが示されましたので報告いたします。
詳細は下記PDFファイルをご覧ください。
※注意事項:水田のナガエツルノゲイトウ対策には多年生広葉雑草もしくはナガエツルノゲイトウの登録を有する薬剤がご利用いただけます。ピラクロニル含有剤が全て使用できるわけではございませんのでご注意ください。