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水稲農家の最大の問題雑草「ヒエ(ノビエ)」とピラクロニルの作用特性

水田雑草は色々あれど、全国どこでも発生し、水田の代表的な雑草と言えるのが「ノビエ」です。水稲用除草剤の登録においても、使用時期の基準となっているほどです。

ノビエは、大きく生長するとイネの草丈を追い越し、イネとの区別が容易になるのですが、幼植物は、イネの幼植物と酷似し、区別が困難です。ノビエとイネを区別できなければ、除草剤の効果不足なのか判断に困ります。

このノビエとイネを区別するには、幼植物を抜き取り、注意深く観察する必要があります。ノビエとイネは、葉が葉鞘と葉身からできており、イネは葉鞘と葉身の境目に葉舌と葉耳と呼ばれる構造があり、ヒエにはありません。条間に生えているイネ科雑草がノビエなのか気になりましたら、抜き取って葉を観察してみてはいかがでしょうか。