• 現場だより

協友アグリの若手社員 農業実地研修開催(長野県)

5月末、協友アグリの若手社員たちが長野に集まり、農業実地研修を実施しました。
この研修はJAグリーン長野様のご協力により実現したもので、田植機や圃場をお借りして田植のイロハを教わりました。

現場につくと田靴に履き替え、さっそく苗運びと水稲育苗箱用殺虫殺菌剤「稲大将箱粒剤」の処理。

普段処理する生産者さんの姿を見ていて、処理方法も頭に入っている・・・はずなのですが、実際に処理をするとなると勝手が違うようで、先輩たちの説明を聞きながら慎重な面持ちで育苗箱に処理をしていきます。

  • みんなで協力して苗運び

  • とっても慎重に稲大将を処理

  • ちゃんと処理できてる?先輩たちが確認

その後は除草剤用の田植同時処理機で、吐出量のダイヤル調整方法を実習。
異なるメーカーの2つの機種で調整方法を確認したのですが、このあたりの問い合わせは普段現場で多いこともあり、説明を聞く姿も真剣で、積極的に質問も飛び交いました。

  • 先輩から田植機の説明を聞く真剣な姿

  • メモを取る手にも力が入ります

そしていよいよ本日のメインイベント、田植機に乗って、田植えに挑戦!

日頃圃場に出ていても「田植機には乗ったことがない」という人は多く、おそるおそる田植機に乗り込み、ハンドルを握る姿が初々しいです。

  • 予想以上の揺れにゆっくりと乗り込む若手社員

  • レバーを押したら出発進行!

  • 丁寧に教えて頂き、説明を聞く姿も真剣

  • 「前を見ながら運転すると良いよ」と教わり背筋が伸びます

後から自分が植えた苗を確認し、曲がっている苗たちに首をかしげる姿も・・・。

「まっすぐ田植するのって難しい・・・」
「普段乗る機会がないので体験できて良かった!」

など、多くの声が聞かれました。

もちろん手植えも体験。

圃場に足をとられるシーンもありましたが、収穫時にきちんとコンバインが入るよう、植える間隔に注意しながら丁寧に植えていきます。

  • 株間を気にしつつしっかり田植え

  • 大切な経験なのでみんなで積極的に参加

  • 途中、水路で苗箱を洗います

田植後は、除草剤の<1キロ粒剤・フロアブル・ジャンボ・FG剤>と、当社の全ての剤型を散布して労力の比較を行いました。
一度にそれらの剤型を確認できることはないので、散布をする人はもちろん、見学をする人もスマホ片手に興味深々でした。

  • 薬剤が混ざらないようにしっかりガード

  • おっと!バランスが・・・!

  • FG剤散布の様子をカメラを片手に注目!

現場での研修を終えると、全体をしっかり振り返ります。

「田植えや散布の技術だけではなく、一連の作業の流れを再認識することができて理解がさらに深まった」
「薬剤の吐出量の調整や、各剤型での処理方法のコツなどを学ぶことができ、今後は生産者の方へしっかりと伝えていきたいと思った」
「今まで理解していたと思っていたことも、同期や先輩と共に学ぶことで、新たな発見があった」

等々、この研修を通じて参加者たちからは多くの前向きな意見が聞かれました。

今回の研修では、多くの人が「初めての体験」をしました。
そのおかげで、理論だけでは得られない理解が深まったと感じる人が多かったようです。
こうした経験が現場での活動に活かされ、生産者の皆様のお役に立つ第一歩となると、強く感じた研修でした。