• 現場だより

新規殺ダニ剤『ネコナカットフロアブル』でケナガコナダニからほうれんそうを守る

 

 

2022年に販売を開始した新規殺ダニ剤『ネコナカットフロアブル』

実際に使用した生産者さんに、使ってみてどうだったのか、お話をお伺いしてきました。

 

 

今回お話をお伺いしたのは、栃木県日光市の鶏頂山で長年ほうれんそうの栽培を行っている秋葉農園の秋葉孝志さま。

標高1200mの鶏頂山では、4月の雪解けから11月中旬まで時期をずらしながら4作を栽培しており、高冷地ならではの朝晩の気温の差が緑豊かで葉が肉厚なほうれんそうを育んでいます。

「この産地には探求心旺盛な生産者が多い」

そう話す秋葉さまですが、ご自身も4回の作ごとに栽培品種と肥料を変える方法を確立させたり、雨よけハウス栽培を導入して安定した収穫を実現させたりと、様々な工夫をされてきました。

そんな中、ずっと頭を悩ませていたがケナガコナダニ。

「深刻ですよ。はじめからおわりまでケナガコナダニは悩みの種です」

高温に弱いとされるケナガコナダニですが、8月でも涼しい鶏頂山では春から晩秋までその被害に悩まされます。

更に近年では、既存の剤だけでは十分な効果が得られなくなったり、一部の薬剤でほうれんそうの葉が焼ける症状が出たりで、被害はより深刻だったと言います。

そんな時に出会ったのが<ネコナカットフロアブル>

「これは使えると思いました」

雨よけハウス同様、良いものはすぐに取り入れる主義の秋葉さまは、JAかみつがの担当者からネコナカットフロアブルを紹介されると試験を行い、すぐに本格導入したとのこと。

ネコナカットとの出会いをお話される秋葉さま

ローテーション防除のラインナップの決め手に悩んでいたところにはまった<ネコナカットフロアブル>。

しっかり活躍してくれていると話される秋葉さまに、私たちも思わず嬉しくなりました。

今後の計画を尋ねたところ、「私の計画は既に達成している」とのことで、次の世代に思いをはせているご様子。

雨よけハウスで収穫を安定させる、ほうれんそうの産地化をはかる、等々、これまで様々な改善計画を立ててそれを達成され、鶏頂山ブランドをつないできた秋葉さまの、晴れやかな笑顔がとても印象的でした。

 

こちらの内容はマイナビ農業さんの記事に掲載されました。
(ほうれんそうの難防除害虫・ナガコナダニ対策。産地を救った新規系統の「ネコナカットフロアブル」とは)