ほうれんそう農家さんに聞く ケナガコナダニ防除に「ネコナカットフロアブル」
昨年発売を開始しました、新規殺ダニ剤の<ネコナカットフロアブル>
実際に使用した方の感想をお伺いすべく、群馬県のほうれんそう農家さんを訪ねました。
群馬県は、ほうれんそうの出荷量がNo.1。(政府統計の総合窓口令和3年データ)
今回取材にご協力いただいたのは、ほうれんそうを30年栽培されている星野吉徳さま。
<ネコナカットフロアブル>との出会いは昨年、JA利根沼田の担当の方から「効果があるものが出たけどどうですか?」という言葉からだったという。
「彼は俺より俺の家のほうれんそう畑をまわってくれているからね。新農薬の情報もマメに持ってきてくれるから助かるよ」
JA利根沼田の担当の方についてお話する星野さま
2~3年程前からほうれんそうの芯がぐしゃっとしている症状を見かけるようになり、ケナガコナダニの発生が気になるようになった。
防除の強化を検討していたこともあり、さっそくネコナカットのみを処理した「処理区」、まったく何も処理をしていない「無処理区」、ネコナカットと他の剤を処理した「体系処理区」でテストをすることにした。
「ネコナカットのみでの使用でも良かったけど、体系処理だと完璧だったよ」
結果を笑顔で話す星野さま。
効果が良かったことでネコナカットを本格的に使用することになった。
「パッケージ、可愛いよね。農薬の中でもちょっと印象的ですぐ覚えるよね」
ネコナカットフロアブルのボトルを手に笑顔で語る星野さま
星野さまが大事にしていることの1つが輪作。
これは星野さまの祖父からの教えで、「土を相手にする限り輪作は大事」といわれた言葉を、今も大切にしているという。
「同じ土地でほうれんそうばかり作っていると、味もうすっぺらくなるからね。」
そう話す星野さまのほうれんそうは、葉が肉厚で夏場でも糖度が高いと評判だ。
農薬についても抵抗性がつかないようにローテーションで使っているという。
「1つまた系統の違う効果のある農薬が出たっていうのはとってもやりやすくなるよね」
そう言った星野さまはネコナカットフロアブルについても「せっかく良い剤だから大事に使いたい」と笑って語ってくれました。
私たちが開発したネコナカットフロアブル、栽培や防除にもとことんこだわっている星野さまのような方からも大事に使いたいという言葉を頂き、嬉しく思うとともに、その想いに答えられるように、現場で役立つ技術を提供できるよう努めていきたいと改めて感じました。
こちらの内容はマイナビ農業さんの記事に掲載されました。
(ケナガコナダニ類に新規系統。『ネコナカットフロアブル』でホウレンソウの防除体系を強化)