秋期のチョウ目害虫にご用心!
今年は、梅雨明けも早く、猛暑日が頻発する暑い夏となりました。
先日発表のあった気象庁の3か月予報によると、9月、10月は平年より気温が高くなる見込みで、11月は平年並みか高くなる見込みです。
このような暑い夏になった年は、園芸作物でメイガ類の被害が多くなる傾向にあります。
今後定植やは種を行う、あぶらな科野菜ではハイマダラノメイガ、ほうれんそうではシロオビノメイガなどメイガ類の発生にご注意ください。特に、ハイマダラノメイガはダイコンシンクイと呼ばれるように、作物の成長点を食害し芯止まりを引き起こし、深刻な被害を与えるので生育初期からの防除が重要となります。
その他、ハスモンヨトウやオオタバコガ、シロイチモジヨトウなどの大型チョウ目の発生が多いとの予察情報を出している県も見受けられます。
早くから心の準備を行い、適期防除を心掛けましょう!
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ハイマダラノメイガ幼虫。油断していると芯止まりに・・・。
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ハイマダラノメイガの成虫は地味な灰色のまだら模様。
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表面だけを薄く残して食害するシロオビノメイガ幼虫。
※写真は雑草です -
シロオビノメイガ成虫。圃場でひらひら飛ぶ姿も・・・。